2009年12月16日水曜日

ボマちゃん伝説

アフリカン2.5人+日本人0.5人。ボマはビーチが大好きで、いつも水着を持ち歩くらしい。


うちの会社のコートジボワール・チーム+ボマちゃん。



ボマちゃんことパトリック・エムボマ氏は、かなりナイスなお方です。会社の中には、まぁどこも同じだとは思うんだけど、それはそれは問題が、富士山やキリマンジャロのように山積みになっているわけですよ。しかもみんなフランスの個人主義とアフリカの気ままさがミックスされてるから、なかなか事が収まらなくて・・・。日本育ちの私からすると、見ていてイライラすることもしばしば。そこで、聞き役としてコミュニケーションをスムーズにしてくれるのがボマちゃん。彼はかなりのジェントルマンで、彼がいなければ、うちの会社はヤバいと思われます。

たった半年と少しのお付き合いですが、その間に私が目の当たりにした「ボマちゃん伝説」をここで紹介しちゃいま~す。

① フリカケ
私がパリに向かう少し前、彼からメールが来た。どんな内容かなと思い開けてみると、こんなことが書かれていた。

「je veux que tu m’apportes du furikake si ça ne te dérange pas….ookini.(もしも邪魔にならないようなら、ふりかけを持ってきてもらいたいんだけど・・・・オオキニ)」

ふりかけくらい、パリにも売ってるだろう!!と思いつつ、「ふりかけ」って、男性名詞だったのか!!(これは、フランス語学習者ならこの文章見て分かるよね)と、新しいことを学びつつ、最後の「オオキニ」に爆笑しつつ、このメールを読んだ記憶がある。大きいふりかけを五袋買って行ったよ。のりたまが一番喜ばれた。

② ケンジ
あまりにも日本が好きで、自分の息子に「ケンジ」という名前をつけちゃったらしい。ちなみに、ケンジ君は次男坊じゃないよ。彼の家に子どもは五人いるんだけど、かなりの子煩悩なパパです。子どもたちとママがどこかに行っちゃってると、寂しいから家に帰りたくないんだって。

③ facebook
会社の広報関係に使おうと思って、facebookに関するメールを全社員に私が送ったの。そうしたら、そのメールの数分後には、ボマ氏から「お友達申請」が来てた。早っ!!彼はfacebookが好きなのか、結構私がアップロードした写真を見ているようです。コメントとかは残さないんだけど、「あの○○の写真はどこで撮ったの?」とか直接聞いてきたりね。早稲田100キロハイクの説明を求めてきたことも。だから、「100ハイ参加者のみんな、ボマに見られたよ」とだけここにてお伝えいたします。

④ シャンゼリゼでランチ
これね、「ボマの財力すげー」って毎回思っていたんだけど。彼は、毎日お昼はシャンゼリゼにあるレストランで食べているよ。たまに私もゴチになっておりました。

しかもね、羽振りのよさなのか、兄貴気質が強いのか、おごってくれるときには必ず、会社にいるインターン組に向かって「まだ今日はお昼食べていないんだろう?じゃあついて来なよ。」とだけ言い放ち、自分はトコトコといつものレストランに向かって歩いていくの。私たちインターン組は、キョトンと互いの顔を見たりするんだけど、「さっき・・・彼は私たちを呼んだよね?」と一言二言話してから、慌ててボマちゃんについて行くのがだいたいいつものパターンだったよ。

とにかくみんな、お昼はパンをかじったりサンドイッチを食べたりするのが日常的だったから、彼に呼ばれたときは、ここぞとばかりに食べてたね(笑)。それにしても、パリの外食って、量も味もそこまででもないのに、どうしてあんなに高いんだろう・・・。On a besoin de Domburi-ya à Paris (パリにはどんぶりやが必要だ)!!!

もちろん彼のおごり。でも、これはシャンゼリゼのランチじゃないよ。(笑)


⑤ 車
車もね、いいの乗ってるよ。といっても、車に疎い私は、どの会社の何の車かまでは注意して見てなかったけど。彼はヴェルサイユに住んでいるんだけど、パリに来るのに、毎日電車なんかもちろん使いません。

一度だけ乗せてもらったけど、あまりにイスがフカフカしすぎてて寝ちゃった。オーディオ機器はもちろん最新のヤツだし、なんていうのかな、本当に移動式コンサートホールみたいだったよ。電話(もちろんi-phone)が運転中にかかってくれば、その素晴らしいオーディオ機器は電話としても活躍いたします。

ドライブ中の音楽は、Kanye Westとかでノリノリだった(笑)。ってか、曲の趣味が若い。

⑥ 写真
なにかと写真がお好きですね。ご飯食べる前の一枚とか、いちいち新しい風景の前で記念撮影とか、日本人ならではの写真のツボってあるでしょ?彼を観察していると、まったくその通りなの。私なんかよりも、写真の面では何倍も日本人!!

ボマちゃんがコートジボワールに来たとき、アウアと三人でビーチに行ったんだけど、正直言って私は、彼のi-phoneで写真を撮るのに飽きてしまいました。それくらい、写真を撮るように頼まれたからね。ヤシの木の前でパチリ、木船の上でパチリ、泳ぐボマちゃん(注:ゴマちゃんではありません)をパチリ。多分、あの日だけで写真集ができると思う。それくらい撮ったね。

⑦ クラゲ
クラゲ事件は、そのビーチの日に起きたよ。波打ち際に、巨大クラゲの死骸があったのね。そのクラゲに向かって、あたかも「オイラが第一発見者だ!!」と言わんばかりのやんちゃな足取りで走っていくボマちゃん。近くに落ちていた木の棒を拾ってツンツンし出し、しまいには、ツンツンでは物足りなかったのか、ズボズボとクラゲに棒を突っ込み出しました。そうしながら「ウハハハハ、ナンヤネン、コレ」と歓声を上げる彼は、まるで夏休みの小学生だったよ。

クラゲとカメルーン人の図。


⑧ 電話
電話の相手が誰であろうと、必ず彼は最初に「モシモシ」と言います。スカイプもケータイも、いつでもモシモシ。おかげでうちの会社では、ニーハオが日本語だと思い込んでいる人々も、モシモシだけは完璧な発音で言うことができます。

⑨ 日本お忍び旅行
相当日本が好きなようで、日本を心のふるさとを認識している彼。誰かが日本や日本人の悪口を言っていると、心が痛むと言うくらい、本当に日本でプレーした四年間は彼にとって大きかったようです。

二年前、ボマちゃんは「tout simplement j’avais envie d’aller au Japon(ただただ、日本に行きたかった)」から、一週間ほど関西を一人で訪れたようです。中でも神戸は本当にお気に入りみたい。そんな話を聞いていると、私まで日本に帰りたくなっちゃうから不思議だね。日本の何がそこまで魅了してやまないのか聞いてみたら、「全部!!」と答えてた。家族みんな日本が好きで、カメルーンに住むお母さんも二回ほど来日したんだって。

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