2009年12月2日水曜日

汚職汚職汚職汚職汚職

世界汚職ランキングの2009年版が出ましたね。まぁ、汚職を数値化したり、相対評価したりするのが果たして可能なのか?このランキングを作る際に、どこかから圧力がかかったりしていないのか?まぁ、様々な疑問は残るけど・・・。

にしてもコートジボワール、ひどい(笑)!!世界的に見てこんなに下の方(下から数えて23番目)だなんて、こんな国に自分が住んでいるのが結構驚きです。ナイジェリアよりもジンバブエよりも低いってどんだけだ。しかも、コートジボワールよりも下にあるアフリカの国が・・・ソマリア、スーダン、チャド、ブルンディ、ギニア、赤道ギニア、アンゴラ、ダブルのコンゴ、中央アフリカ・・・・って、どれも汚職と政情不安と戦争で有名な国ばっかりじゃないですか。その次に来るのがコートジボワールなんだってことに、私は結構びっくりです。もうちょい上だと思ってた!!ウガンダよりもメチャメチャ評価が低いですね。ウガンダに住んでいたときは、汚職と不正について考えるたびに頭痛が止まらなかったのに・・・。マケレレでは、先生に貢か、先生と寝ないといい成績は来ない。また、いくらかお金を払わないと学位はこないし、成績表だって卒業証明だって発行してもらえない。TIAだからしょうがないけど、二年前の私は、事あるごとに怒りを感じていた。お陰で、各国のワイロの相場や、どの状況ではだいたいいくらくらい払わなければいけないのかについて、私は多くを学んだ。それから、ワイロの渡し方も。

例えば、道路を取り締まっている警察に対しては、その国のコーラの値段+簡単な食事代が払えるくらい渡せば大丈夫だ。タンザニアではTsh2000(二年前のレートで約200円)。アビジャンでは1000フラン(これも約200円)。ケニアの空港に行く道路では、ポーランド人の友達は毎回Ksh1000(二年前のレートで約1800円)払うと言っていた。彼女の車に問題があるから払わないといけないようなのだが、「タクシーに乗るよりも結局は安上がりだから」だって。マケレレ大学では、だいたいUsh20000(二年前のレートで約1200円)くらいから、単位が買えるらしい。さっきも少し書いたけれど、A+などのいい成績がほしければ、もうちょっと貢ぐか、或いは先生と寝るかぐらいしないといけないけどね。

ワイロの渡し方のポイントは、相手のプライドを傷つけないこと。ワイロをワイロらしく見立ててはいけないこと。相手だってワイロが悪いことであるくらい十分承知している。そんな悪いことに、本人が加担しているとあまり思わせてはいけない。あくまでもこれは「ギフト」であり、「志」なのであって、ワイロではないのだから。すぐにワイロを渡そうとしないこと。相手がゴネり出したら、サッとお金を準備しよう。そうでないと、自分からお金を渡そうとすると、相手が悪どいヤツであるという印象を相手に与えかねない。これは、事態の複雑化を招くだけではなく、後の「取引」においてこちら側が不利になってしまう。支払うワイロの値段が吊り上げられたりね。お金をあからさまに渡してはいけない。必ず、小さく紙幣を折りたたんで、無言でにこやかな表情を浮かべて渡さなくてはいけない。だいたいワイロとは、コーラ代やコーヒー代、食事代という名目で要求される。だから、「よい食事を!!」などの皮肉な一言ぐらいなら、つけても大丈夫かも。

「あ、コイツ、慣れてないな。」という態度を少しでも見せると、すぐにヤツらは弱みに付け込んでくる。そうやって、弱い立場の人々からお金を巻き上げてきたのだから。なので、日本人の良心的なみなさんがアフリカに旅行に来る際は、ボラれないように気をつけましょう。ワイロにも、ちゃんとした正当な値段というものが存在するのですよ!!

コートジボワールの方が、お役所仕事のスピードは速いよ。ウガンダは、もうダラダラダラダラダラダラダラダラダこれでもか!!ってぐらいだったけど。その代わり、コートジボワールの方が、なるほど、汚職の存在感は強いように思えるね。

まず・・・警察。がびーん、こいつらもう終わってる。

毎日夜になると、アビジャンの道路の至る所に彼らは「縄張り」を張り巡らすの。それで、気分次第にやって来る車をテキトーに止めては職務質問。運転手には、車の保険証やら免許証などを見せるように求め、なにかとイチャモンをつけてはワイロを要求。アビジャンの交通費がバカに高いのは、このせいだと思う。もう、最初からワイロを払わなくちゃいけないって分かってるから、だからその分運賃が高めに設定してあるのだ。(そうじゃないとやっていけないよね・・・。)

このとき、車に乗っている人も身分証明を持っていないとアウトだ。この国では、私はパスポートを常に持ち歩いている。危ないのは承知だけど、コピーだとダメなんだよね。現物じゃないと、その信憑性についてまずはイチャモンをグダグダと吹っかけられ、結局は「コーヒー代」という名のワイロを支払うハメになる。一度、パスポートをたまたま家に忘れたときに警察に遭遇して、こんな目にあいました

今でこそコートジボワールの居住許可証を持っているが、これを取ったときに言われたのがこんな一言。

「この許可証は、コピーを必ずとって、コピーしたものを自宅に保存するようにしてください。」

ん??私の聞き間違えでしょうか?普通、コピーを持ち歩いて現物を保存するものなのではないのでしょうか??笑

この居住許可証を取ったときもね、面倒だったよ。領収書に書いてある値段よりも1000フラン(200円)多く上乗せ要求されて、はぁ???っていう感じだった。どうしてなのか理由を問い詰めても、逆に「どうしてコイツは外国人なのに、1000フランを払うのも渋っているんだ。」という顔をされた。「許可証を取るためには、○○と△△の書類が必要で、これら書類をとるための、いわば手数料ってヤツだよ。」

それでも納得がいかなかった私は、断固払うのを拒否した。領収書に書いてあるならともかく、書いてない金額まで払う筋合いはありません!!!

面倒くさいヤツだなと思われたのか、次に言われたのはこんな一言だった。「まぁ、お昼の時間だし、みんなお腹が空いてるから、鶏肉ランチぐらいおごらないと、なかなか動いてくれないんだよね。」

って、どうせそれを食べるのはあなたでしょーが。この「取引」は人通りの多いところで行われていたのだが、私があまりにも大きな声で大騒ぎしたので、仕舞いには相手が折れた。「わ、分かったから、シー!!静かにしてくれ。1000フランを要求した話はなかったことにしてくれ。」

先日、とある書類を取りに警察に行かなければいけなかった。事前に何人もの象牙人に確認したところ、その書類は「普通なら」タダで発行してもらえるとの事。どうなることやら象牙警察。

警察に到着し、二時間待たされた挙句、Tシャツにジーパンをはいたおまわりさんがようやく登場。そして衝撃の一言を彼は吐いたのであった・・・。

「その書類なら、15000フラン(約3000円)だよ。」

はぁ???????ふざけてるにもほどがある。一応、この15000フラン分の領収書が出るのかを聞いてみたら、「そんなものあるわけないじゃん」とのこと。

出た・・・・・腐ってるTIA警察!!!

「それよりもさ、電話番号は何?君かわいいね(←別に自惚れてるとかじゃないんですけど、女と知れば誰にでも飛びついてくるんだから、まったくもう)。今度デートしてフートゥー(キャッサバとバナナのお餅)やアチャケ(キャッサバでできたクスクス)を食べに行こうよ。それとも、何?俺の家に殴りこみに来るようなヤツがアビジャンにいるのかい?」

で、出た・・・このパターン、もう典型的すぎて面白くもなんともないんですけど。こっちの人って、いつも「結婚しているのか」「婚約者はいるのか」などなど聞いてくるんだけど、どうやら彼らにとって重要なのは、「その男がアビジャンにいるのかどうか」ということらしい。アビジャンにいないのなら手を出してOKなのかっていう話だけど、どうやら答えはOui(yes)なんだって。だから、いつもはアビジャンにいる象牙人の人と婚約していることにしている。すると、「彼の名前は何か?」「彼の民族はどれか?」などと次々に質問が飛んでくる。下手な嘘をつくとバレちゃうから、そんなときはいつも、同僚のジャン=ジャックを利用させてもらっている。

それよりも、書類書類。15000は高すぎでしょう、払えないよさすがに。実際に、この日の所持金は12000フランだったしね。というワケで、5000フランから値段交渉を試みる品川。5000ったって、1000円だ。高すぎる。

「5000!?君ね、おまわりさんをナメちゃいけないよ。書類がほしいんだろう?別に、俺たちはバナナを売っているわけじゃないんだから。」

死ね、このサル!!!という気持ちを抑えて、6000は?6500は?と必死に頑張る日本人@アビジャンの警察署。

「ダメダメ。10000フラン(2000円)なら特別に許してあげるよ。かわいい君のための特別価格だよ。」

お役所での書類に特別価格なんてあるんですね。1000フランも払うつもりはありません、アホらしい。よし、こうなったらアノ作戦を使うしかない。

今回のようなケースだと、私にはいくらかのアドバンテージがある。それは、相手が私のことを気に入ってくれていることだ。こういう単純なおサルさんは、手懐けるのがそこまで難しくないことは、過去の様々なTIAな経験から分かっていた。

まず、私はひたすら泣きそうな顔をして、いかに自分の状況が切羽詰っているのかを説明した。「お金が・・・ないんです。お給料もらってないんです(←もちろん嘘)。両親は日本にいますが、それはそれは貧乏な家庭で・・・あぁ、神様(←信仰を持たないのに言ってみる)、私はどうすれば・・・。」そして、彼の顔をひたすら見つめた。

「さっき、電話番号をほしがっていましたよね。あのときは断ってごめんなさい。ハイ、これが私の番号です。いつでも電話してください。私はまだ三ヶ月以上この国にいるから、一緒にご飯を食べたり、飲みに行ったりしましょうね。」

「で、日本は?俺は日本に行ってお金持ちになりたい。君が日本に戻るときに、俺も一緒に行ってもいいか?」

「ハイ、もうなんなりと。」

ちょうどそんなタイミングで、彼のデスクに別のおまわりさんがやって来た。

「ガハハハハ、ここにいる日本人の美しい女性は、俺の未来の花嫁だ。」

「パーーーーーーッパッパッパッパッパ(象牙人はこのようにして驚きを表現します)!!!Tu as de la chance(お前はツイてるね)!」

「そうだろ、ワッハッハッハッハ!!!」

そういいながら、私の肩に手を伸ばしてくる職権乱用警察官。触るな、このスケベ野朗!!そしてもう一人のおまわり、tu as de la chanceじゃねーよ、オイオイ。

「あのー、それで、結局書類の方は・・・」

「あ、書類?そうか、そういえば君は書類のためにここに来ているのだったね。もういいよ、もちろんタダだよ。俺は優しいだろう?」

殴りたい衝動に駆られまくりましたが、ひとまず、書類の値段を抑えるためのミッションは達成しました。こんなとき、女の子でよかったなとつくづく思う。

この時点で、警察署に来てから既に三時間が経過しようとしていた。もうお昼の時間だ。

「そこの食堂で、一緒に二人の未来について語り合おうじゃないか。」

というわけで、警察署の中の食堂に移動したんだけど、このおまわりは、早速ドログバ・ビールの大瓶を二本も飲み干した。勤務時間でしょ?いいのかよ!そもそも、ビールやらワインのある警察署内の食堂っていうのはどんだけだ!!絶対にここでビール飲んでる人たちのビール代は、庶民から巻き上げられたお金であるに違いない。ドログバ本人もビックリだね。本当はこんな無駄な時間を過ごさないで、一刻も早く警察署を出たかった。しかし、最後まで愛想良くしておかないと、どんなドンデン返しがやってくるのか知れたもんじゃない。この食堂でダラダラすること二時間。長っ!!勝手にお昼休みの時間を長くできちゃうのも、職権乱用のTIA警察官だから、ということで。

ようやく、書類を仕上げに彼のデスクに戻った。そして言われたTIAな一言。しかも、私の手を握りながらこんな事言うの、本当にやめてください。

「今日は書類は完成しないから、明日戻ってきてもらえるかな?それよりも、今夜の予定は?うちの両親にはいつ紹介すればいい?」

うざーーーーーーい、私の視界から消えてください、この勘違い野朗。犠牲祭以来体調が悪いので、私は即効帰ります。

「明日?明日の何時?十時?本当に十時には大丈夫なの?とりあえず明日の朝、ここに戻ってくる前に電話するから。」

これだけ一緒に時間を過ごすと、敬語を使わない仲になっているのが悲しいかな。

「電話では、書類についてしか話してくれないのかい?俺たちには、書類よりも大切なことがあるだろう。書類なんてどうでもいいんだ。それよりも、Je te veux(I want you)」

アハハハハ(苦笑)、はいまた明日、じゃ~ね~。

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